…昨日Roman読んから、宝石のサンとシエルに合う曲があった気がすると考えてて。
そしたらポルノのカルマの坂でした。
イメージが重なっただけで、歌詞は被るところもあるけどあんまり合ってなかった。
でも、それを元ネタに文章を書いてみました。
警告、コミックス版にめちゃくちゃ沿ってます。
これからRomanで小説書くことがあっても、この設定はもう使わないだろうな。
軽く書いたものだから、文章がおかしくても目を瞑ってください。
明日からテストなのに何やってんだか!
そしたらポルノのカルマの坂でした。
イメージが重なっただけで、歌詞は被るところもあるけどあんまり合ってなかった。
でも、それを元ネタに文章を書いてみました。
警告、コミックス版にめちゃくちゃ沿ってます。
これからRomanで小説書くことがあっても、この設定はもう使わないだろうな。
軽く書いたものだから、文章がおかしくても目を瞑ってください。
明日からテストなのに何やってんだか!
深夜、博物館からの逃走劇。
ベルの音に追われながら路地裏、舞台の楽屋へ駆けると着替えを済ませて街に溶け込んだ。
ふぅ
橋の上を歩きながら息を吐く。
ここまで来れば捜査網を抜けただろう。
ようやく安心して隣の男を見た。
「イヴェ「お前なぁ、ヘマすんなって言ったよな」
覗いたイヴェールの顔は、盗みが成功した直後とは思えない険しさだった。
「仕事の最中に余計なこと考えてただろ。もし捕まってたらどうすんだ」
「…悪かったって。けど『彼女』は手に入ったし、明日には金が入る!」
そうだ、金が手に入る。
そうしたら俺は……!
「…ローランサン、何ニヤけてるんだ」
「うっせーな!ニヤけて悪いか!?お前だって金が入って嬉しいだろ!!」
「そりゃ嬉しいけど、とりあえずお前は声がでかい。」
周りに人影はないが、大声で話すべきではないのは確かだ。
声を小さくして再び口を開く。
「イヴェール、金が入ったらどうすんだ」
「帰る」
即答だった。
「そっか、妹いるんだっけ」
いいなー、俺、故郷ってないから羨ましーと冗談めかして言う。
これが二人でやる最後の仕事だって分かっていたから、別に嫌味で言った訳じゃないぞ、決して。
「……サン、お前はこれからどうするんだ?」
「え、俺?…聞きたいか?」
少しばつの悪そうな顔になって尋ねてもくるもんだから、その雰囲気を壊すように明るく聞き返す。
たぶん、今の俺は満面の笑みを浮かべている。
イヴェールに言わせるとニヤけている、か。
「別に聞きたくない」
「実は、この前食い物盗りに市場行った時可愛い女の子見つけてさ~!!その子と愛の逃避行?」
これには流石に驚いたか、イヴェールがこちらを振り向いた。
「安心しろ。お前とこれっきりで縁切るつもりはねぇから、何処か安住出来る所を見つけて手紙書く」
「それはどうでもいい。俺はお前に先越されたことに驚いたんだ」
「ひっでぇ!……っと故郷、ルーアンの郊外だったよな?」
「ああ」
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ベルの音に追われながら路地裏、舞台の楽屋へ駆けると着替えを済ませて街に溶け込んだ。
ふぅ
橋の上を歩きながら息を吐く。
ここまで来れば捜査網を抜けただろう。
ようやく安心して隣の男を見た。
「イヴェ「お前なぁ、ヘマすんなって言ったよな」
覗いたイヴェールの顔は、盗みが成功した直後とは思えない険しさだった。
「仕事の最中に余計なこと考えてただろ。もし捕まってたらどうすんだ」
「…悪かったって。けど『彼女』は手に入ったし、明日には金が入る!」
そうだ、金が手に入る。
そうしたら俺は……!
「…ローランサン、何ニヤけてるんだ」
「うっせーな!ニヤけて悪いか!?お前だって金が入って嬉しいだろ!!」
「そりゃ嬉しいけど、とりあえずお前は声がでかい。」
周りに人影はないが、大声で話すべきではないのは確かだ。
声を小さくして再び口を開く。
「イヴェール、金が入ったらどうすんだ」
「帰る」
即答だった。
「そっか、妹いるんだっけ」
いいなー、俺、故郷ってないから羨ましーと冗談めかして言う。
これが二人でやる最後の仕事だって分かっていたから、別に嫌味で言った訳じゃないぞ、決して。
「……サン、お前はこれからどうするんだ?」
「え、俺?…聞きたいか?」
少しばつの悪そうな顔になって尋ねてもくるもんだから、その雰囲気を壊すように明るく聞き返す。
たぶん、今の俺は満面の笑みを浮かべている。
イヴェールに言わせるとニヤけている、か。
「別に聞きたくない」
「実は、この前食い物盗りに市場行った時可愛い女の子見つけてさ~!!その子と愛の逃避行?」
これには流石に驚いたか、イヴェールがこちらを振り向いた。
「安心しろ。お前とこれっきりで縁切るつもりはねぇから、何処か安住出来る所を見つけて手紙書く」
「それはどうでもいい。俺はお前に先越されたことに驚いたんだ」
「ひっでぇ!……っと故郷、ルーアンの郊外だったよな?」
「ああ」
「良い場所無かったらそっち行くわ」
「来んなよ」
話す間に盗みを生業としている仲間が集まっている安宿に着く。
「俺、成功祝いにワインでも持ってくるな」
そう言ってイヴェールから離れると借りている部屋に入った。
「っあ~…本当のことは言えねぇよなぁ」
部屋に入るなり独り言。
自分から言ったことだが、深く詮索されなくて良かったと思う。
「っあ~…本当のことは言えねぇよなぁ」
部屋に入るなり独り言。
自分から言ったことだが、深く詮索されなくて良かったと思う。
金が手に入ったら彼女、シエルを買うなんて。
買うと言っても、そこらの娼婦のように一晩だけのものではない。
言葉通り、「買う」のだ。
訂正、金を払わないからやっぱり「盗む」か?
訂正、金を払わないからやっぱり「盗む」か?
彼女を市場で見かけたその日、思わず彼女の後を付いていくと身に纏っているものからは考えられない豪邸へと姿を消した。
それから何度か屋敷の近くに行って様子を見て、彼女は何処からか買われてきたのだと分かった。
ならば相手に対して非合法でも良いだろう。
ならば相手に対して非合法でも良いだろう。
手に入った大金をチラつかせて今の主人から買い取る…ふりをして金を回収、そのままオルヴォワール。
盗みがメインだったとはいえ、詐欺だってやったことはある。
大丈夫、1人でも成功するさ。
しかし、彼女をあの屋敷から解放しても俺に付いて来る確証は無い。
それ以前に、彼女は俺のことを知っているのか?
…そんなことはどうでも良い。
彼女が付いて来なくとも、俺は1人の少女を解放したい。
それで充分だ。
しかし、彼女をあの屋敷から解放しても俺に付いて来る確証は無い。
それ以前に、彼女は俺のことを知っているのか?
…そんなことはどうでも良い。
彼女が付いて来なくとも、俺は1人の少女を解放したい。
それで充分だ。
俺にとって人生最大の仕事は明日待っていた。
他の奴らには成功祝い、俺にとっては成功祈願のワインを掴むと部屋を出た。
他の奴らには成功祝い、俺にとっては成功祈願のワインを掴むと部屋を出た。
「俺は彼女の大事な物を盗むんだ。それは…彼女の心です」って書いてやろうと思ったけど笑いが止まらないし、ここシリアスちっくに終わってるから余計なことすんなよ!と自分に言い聞かせて止めときました。
カリオストロ見たい。