忍者ブログ
[332]  [331]  [330]  [329]  [328]  [327]  [326]  [325]  [324]  [323]  [322
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Trick or Treat!!

11月1日になってしまいました。
小説、結局書いたけど間に合わなかった。
書いているうちに、最初に考えていた話の要素が全部なくなったのは吃驚です。

久しぶりの小説+眠いので文が滅茶苦茶だと思います。
でも載せる。
パソコン使えないので、携帯からでは日記に載せるしか方法がないからこちらにUP。

今度パソコン使える時に、文を書き直してサイトの方で再UPします、たぶん。


小説は追記からどうぞー

あぁ、もうこの文も何書いてるか分からなくなってきた。

「「Trick or Treat!!」」
背後からの声に冥王が振り返ると、魔女の姿のアルテミシアと狼男の姿のエレフセウスが手を差し出していた。
「ハロウィンカ。我ハ飴デモァゲヨゥ」
特注品ダゾ、と差し出した手のひらに飴玉を乗せた。
「「………」」
沈黙する2人に、喜んで食べてもらえると思っていた冥王は尋ねる。
「食ベナィノカ?」
「食べるか、こんな毒が入ってそうなもの!!」
エレフセウスが即答した。
「毒ナンテ入ッテナィゾ!何故ソンナコトヲ言ゥ!?」
「形が悪い!!」
エレフセウスの手の上で転がる白い飴玉は髑髏の形をしていた。
不吉極まりない。
「コノ形ハ我ッポサヲ求メタ結果ダ!ミルク味デ美味シィノニ!!」
恐る恐るアルテミシアが口に含む。
「あ、美味しいです」
エレフセウスも食べてみて、
「……美味い」
一言、漏らした。
「ホラ!!」
その言葉に気を良くした冥王は、飴の入った瓶をエレフセウスの手に押し付けた。
「全テ食ベテ良ィカラネ!!」
2人は感謝の言葉を冥王に告げた。



「トコロデ、ミーシャハ魔女、息仔ハ狼男ノ仮装ダナ」
「そうです」
「息仔ノ狼ノ耳ト尻尾ハツケティルノカ?」
「そうだけど」
「ナラ、息仔ニハコレモァゲヨゥ」
冥王はもう一本、瓶を渡す。
中には透明な液体が入っている。
「これは?」
「毒デハナィカラ、飲ンデミナサィ」
エレフセウスは眉をひそめる。
しかし飴の件で疑ったことを申し訳なく思っていたので、今回は言葉に従った。

「な…に、これ……?!」
飲み干すと、急激に体温が上がる。
不安そうに支えるアルテミシアを安心させようと「大丈夫」と言いたいが、そんな余裕は無い。
体の熱さに耐えきれず、エレフセウスは体を折り曲げた。



「エレフ、ミーシャ!探したぞ!!」
包帯を服の上から巻き付け、ミイラ男に扮したレオンティウスが冥王と兄弟の元に現れた。
「私も2人とハロウィンを楽しみたくてな、探していたのだ」
「兄さん!」
「レオン!?」
エレフセウスは何故か冥王の裏に隠れるように移動した。
「ミーシャは魔女の仮装だな。似合っているよ」
「ありがとう!兄さんのミイラ男も素敵よ」
2人は「Trick or Treat」と言って菓子を交換する。
レオンティウスは冥王の陰に隠れている弟に声を掛けた。
「エレフは何の仮装をしているのだ?よく見えなくてな」
冥王の後ろに回り込み、しゃがみこんで目立たないようにしているエレフセウスを見た。
「狼男か!似合っているぞ、耳や尻尾は本物みたいだな」
その言葉に、冥王が笑いながら答える。
「ミタィ、デハナク本物ダ。我ガ耳ト尻尾ガ生ェテクル薬ヲ与ェタノダ。…服用後ニ体調ヲ少シ崩シテカラ元気ガナィナ、息仔」
「『少し』体調を崩したってレベルじゃなかっただろ……」
エレフセウスの尻尾は垂れている。
「耳と尻尾なんて生えなくていいのに。あの薬、結構苦しかったし…」
「もう済んだことだし、今日1日だけならいいじゃない。…はい、パンプキンタルトよ。ハロウィンは楽しまなきゃ」
「ミーシャ!!これ、ミーシャの手作りか!?」
「ええ」
アルテミシアからタルトを貰い、エレフセウスは急に元気になった。
尻尾はピンと立って、横に振られている。
「エレフ、Trick or Treat」
「あ、菓子出すからちょっと待って」
レオンティウスは菓子を探すエレフセウスを制した。
「いや、私はTrickを選びたいんだが」
びくりと肩が上がり、何をされるかと身構える。
「悪戯というのでもないが…その耳と尻尾を触らせてくれないか?」
「私も触りたい!ふかふかしてて、気持ち良さそうよね」
そんなことか、と警戒を解く。
「別に良いけど…」
了承を得て、2人の指が触れた。
「はぅっ!?」
「気持ちいいーっ!!」
アルテミシアは尻尾をしっかりと握って触り心地を満喫している。
「く、くすぐったい!!やっぱ止めて、ふぁっ!!」
「すまない、しかし気持ち良くて止められない!!」
レオンティウスは耳をもふもふと撫でている。
「やめてぇーーーっ!!!!」
エレフセウスの叫びは冥府中に響き渡った。
PR
COMMENT
name
title
text
color   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
mail
URL
pass
secret
PREV ←  HOME  → NEXT
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
最新記事
最新TB
プロフィール
HN:
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
最古記事
カウンター
Copyright (C) 2025 Musical Scale All Rights Reserved.
Material by © 超シンプル素材集HP素材のおすそわけ。 TemplateDesign by kaie
忍者ブログ [PR]